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原発付近の放射線量 通常の1600倍

2011年03月21日
原発付近の放射線量 通常の1600倍

【新唐人日本2011年3月22日付ニュース】国際原子力機関、IAEAによると、福島原発からおよそ20キロの地点で、放射性量が正常レベルの1600倍に達したという。

 
共同通信社の報道によると、IAEAは21日、IAEAの放射能測定チームが福島第一原発の周辺地域で土壌と大気の放射線量を測定。原発から約20キロの福島県浪江町付近では、放射線量が毎時161マイクロシーベルトで、正常レベルの1600倍に達した。
 
文部科学省は15日、浪江町で330マイクロシーベルトを観測していた。IAEAはこれを受け「測定された数値が高めなので、これから注意深く見守りたい」と発言。IAEAの測定チームは、20日、原発から16~58キロの間の、10か所余りで土壌と大気の測定を実施した。
 
IAEAによると、原発から50~70キロの範囲の土壌でも、正常レベルを超える放射線量が測定された。IAEAは、正常値を0.1マイクロシーベルトと定めている。
 
これから数日、測定チームは福島県内での測定を続ける。原発から52キロに位置する二本松市でも、4.2マイクロシーベルトが確認された。
 
IAEAは17日、日本政府の要請を受けて、測定チームを日本へ派遣。天野之弥事務局長によると、IAEAは専門家チームを近くまた派遣する予定だという。

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